四季の疾患について

繁忙期に合わせて多く出る医薬品をチェックしておきましょう!

四季の疾患について

 一年を通して薬剤師は季節によって特色のある疾患に立ち会います。  春は花粉症と、黄砂によるアレルギー症状が多い季節です。  対策として、鼻を大マスクや鼻腔内に薬を塗って花粉をブロックしたり、花粉が飛散する2~3週間前から薬の服用をして予防したりします。

 さらに黄砂はアレルギー性皮膚炎を起こし、花粉症のアレルギー症状と重なり合って深刻な肌トラブルを引き起こしますので、この季節は皮膚刺激テスト済の商品で肌トラブルの相談を受け付けています。  その他、環境の変化によるストレスを感じる季節でもあり、胃腸の不調を訴えが多くなります。この場合消化器官用の薬を処方し、改善のための指導を行います。  

 近年の夏は猛暑に見舞われ、免疫力が低下しやすい季節となっています。熱中症・夏バテさらには食中毒と疾病はさまざまであり、普段の生活を見直せば改善するものがほとんどです。

 しかし夏風邪はアデノウィルスやエンテロウイルスを介して発症します。  子供にはプール熱や手足口病などが多くなります。この場合、ウィルスに対する薬ではなく、熱や咳、鼻水など諸症状に対して薬が処方されます。

 発汗によるあせもには、ステロイド薬で早期に症状を緩和させます。  またこの季節、特に食べ物が痛みやすく、医薬品の長期にわたる処方は注意すべきです。水道水や減菌精製水を使う水剤は、保管方法など注意点を薬剤師に指導してもらいましょう。

 秋は気温の変化により、夏の疲労が原因で風邪を引きやすくなります。  この場合通常の風邪薬で対処します。 そして膝が痛くなるなど関節炎や神経痛の症状が悪化する季節でもあります。

整形外科で処方される鎮痛薬や湿布薬の他に、大衆薬の軟骨成分コンドロイチンを含む商品で対処しても良いでしょう。    秋は夏のダメージを引きずらないように休息を充分にとり、穏やかに過ごしたいものです。

 冬はどうでしょうか。  風邪、インフルエンザとさまざまな疾患が待ち受けている季節です。  また体調を崩しやすい原因として、忘年会や新年会など身体に負担をかけるイベントが多いということが挙げられるでしょう。

 まずはインフルエンザですが、もっとも気をつけなければならない病気のひとつです。  手洗いうがいは基本ですが、部屋が乾燥しないよう加湿器をつけたり、温かい格好で過ごすことも大事です。

 しかしインフルエンザのウィルスは年ごとに形を変え、数年後にはまた新しい薬で対処しなければならないかもしれません。

 いずれの季節にしても無理のないようまた身の回りを清潔に保つことが重要です。  そして薬剤師はその疾患ひとつひとつに対して知識があります。ぜひ薬を調剤してもらうだけでなく、予防法や対処法を教えてもらいましょう。